ジムニーシエラを購入してもうすぐ4年が経ちます。まだまだ元気に走りますが、消耗品類は定期的に交換が必要。
今回はスマートキー(リモコンキー)の電池が少なくなってきたので交換します。
きっかけは、エンジンスタートした時「リモコンキーの電池切れが近い」という警告灯が表示されるようになったこと。ユーザーズマニュアルによれば、だいたい2年で電池交換が必要らしい。
半年くらい警告を無視し続けてきたズボラな筆者ですが、重い腰を上げて電池交換することにしたわけです。
せっかくなので電池交換のやり方を動画にまとめてみました。動画後半では、電池残量が完全にゼロになった場合、ドアの解錠からエンジンスタートまでどう対応するのかを実演してます。
動画の説明が分かりづらい、もう少し詳しい内容を知りたい、という方は本記事をお読みいただければ情報を少し補完できるかも。
ジムニーシエラ(JB64、JB74)のキー電池交換
ジムニーシエラ(JB74)およびジムニー(JB64)の鍵は、いわゆるスマートキーが基本(ジムニーマニュアルでは「キーレスリモコン」とか呼ばれている)。ただしJB64のハードコアグレード(※)のみ、キーレス非装備で昔ながらの金属鍵を使用します。つまり鍵の種類がシエラは1種類のみ、ジムニーは2種類あるということ。
※ハードコアグレードというのは筆者が勝手に使ってる呼び方でジムニーXGのことです。
いずれのタイプの鍵も電池交換は必要ですが、今回はリモコンキー(キーレスリモコン)の電池交換のやり方を説明します。おそらく多くの人がこちらのタイプでしょう。
リモコンキーの分解方法
リモコンの電池交換をするには本体を分解する必要があります。
分解のやり方は原始的。リモコンの溝にドライバーなどを突っ込んで“コジる”ことでパカっと割ります。
気をつけなくてはならないのは、リモコンは樹脂製で柔らかく、金属のドライバーなどでコジるとあっという間に傷つけてしまうということです。
マイナスドライバーに布をかぶせて行うのが一般的ですが、動画内では以前購入した「内張りはがし(エーモン社製)」を使ってみました。
鍵の分解は素人には高難度。というのも、何でもアリなら簡単なのですがリモコンを無傷で分解するのが難しのです。エーモンの内張剥がしは樹脂でできており、同じ樹脂部品を傷付けにくいのが特徴。車内DIYには必須だと思います。
ボタン電池は「パナソニック CR2032」
なお、記事冒頭でジムニーの鍵は2種類と書きましたが、ハードコアグレード(XG)で使う鍵はボタン電池の種類が違ったはず(たぶん)。交換するときは注意が必要してください。
最近のボタン電池は誤飲防止のため開けにくいパッケージングがされています。昔は逆で、簡単に開けやすい構造になっていたのに・・・。おもしろいものですね。
ともあれ、電池交換したら半分に割ったリモコンを元に戻します。
電池切れ間近!の警告灯をリセットする
ユーザーズマニュアルによると、リモコンキーの電池交換をしても、警告灯の表示自体は勝手に消えないらしい。リセット作業が必要とのことなのでやっておきましょう。
方法は簡単で、リモコンキーを使って「施錠」と「解錠」を2往復以上すること。
普段使いで勝手に解除されそう。まぁ、一応やっておくと気分的に満足できそうですね。
万が一、電池切れ(電池残量が完全にゼロ)になったら?
キーレスプッシュ装備車(シエラは全グレード、ジムニーはXG以外)の場合、リモコンに付属の金属鍵ではエンジンスタートすることができません。
リモコンには昔ながらの金属のギザギザした物理的な鍵が格納されているのですが、あくまでドアの施錠と解錠にしか使えないのです。
「え、ということは、リモコンの電池が完全に切れたら非常にマズいってこと??」
マズいはマズいですが、電池が切れてもエンジンスタートすることは可能です。冒頭の動画の後半で解説していますので参考にしてみてください。